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2018.3.29
= 2018年度 介護報酬改定 =

【通所介護】新アウトカム評価、BI値はレセプトの摘要欄に 来年度から算定可能


4月から通所介護の介護報酬に新たに組み込まれる「ADL維持等加算」。自立支援・重度化防止が大きなテーマとなった今回の改定で厚生労働省が打ち出した目玉施策の1つだ。23日までに公表された解釈通知では、その詳しいルールが説明されている。
 
指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準の制定に伴う実施上の留意事項について
 
実際にできる事業所があるかどうかは別として、算定は来年度からすぐ可能とされた。評価の対象となる期間は昨年の1月から12月までの1年間。各種の要件を満たしていることを示す書類を保存していることが前提だ。測定したBarthel Index(*)の値は、レセプトの給付費明細欄にある「摘要」欄に記載するルールとされた。
 
Barthel Index(BI:バーセルインデックス)
広く用いられているADLを評価する指標。食事、車いすからベッドへの移動、整容、トイレ動作、入浴、歩行、階段昇降、着替え、排便コントロール、排尿コントロールの計10項目を5点刻みで点数化し、その合計を100点満点で評価する仕組み。ADL維持等加算では、事業所の成果を図る指標として用いられることとなった。
 
新たなADL維持等加算はアウトカム評価。ADLの維持・改善で結果を出した事業所の報酬を増やすインセンティブだ。評価期間は毎年の1月から12月まで。この間に6ヵ月以上続けて利用した高齢者のBIを測り、数値が改善した人が多ければ次年度に毎月算定できる(*)。3単位/月。評価期間が終わった後もBIを測定・報告し続ければ、その利用者に限ってさらに3単位が上乗せされる(加算II)。
 
ADL維持等加算の算定要件
評価の対象とする利用者の範囲、BIを測定する方法などに細かいルールが設けられている。詳細は以下の記事にまとめている。
 
通所介護のアウトカム評価、ADL維持・改善で全利用者に3単位 要件も決定
 
厚労省は今回の解釈通知で、「提出されたデータは国民の健康の保持増進などに資するため適宜活用される」と記載。いわゆる「科学的介護」の展開などにつなげていく考えを改めて明示した。このほか、「加算II」を取るために測定・報告したBIは評価期間に測定・報告すべきBIを兼ねるものとする、との認識も新たに示している。

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