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News

2018.2.27
= 2018年度 介護報酬改定 =

たまには自宅へ 特養の入所者を支援 訪問サービスの提供で1日560単位

 


たまには家族の元へ戻って一緒に過ごしたい −− 。特養や老健の入所者のそうしたニーズに応えるとして、厚生労働省は来年度から介護報酬に新たな仕掛けを組み込むことに決めた。
 
入所者が自宅に泊まる際に、施設の職員が現地へ行って支援したり在宅サービスを手配したりすれば、毎日の報酬に代わって一定の対価を得られるようにする。特養が560単位/日、老健が800単位/日。この単価の差は、入所者の状態や基本報酬の違いなどを勘案した結果だという。
 
第158回社会保障審議会介護給付費分科会資料
 
既に同様の趣旨の「外泊時費用」があるが、入所者の自宅でサービスを提供することを前提としている点が異なる。一定のサポートが欠かせない人でもたまには帰れる −− 。厚労省はそうした環境の整備につなげたいという。算定できるのは1ヵ月に6日まで。外泊の初日と最終日は対象外とされた。「外泊時費用」との併算定はできない。
 
厚労省は今後、より詳細なルールを年度末までに通知やQ&Aで示す予定だ。入所者の自宅でどんなサービスを提供するかは、施設のケアマネジャーがアセスメントして判断していく決まりとする考え。施設の職員がサービスを直接提供するだけでなく、近隣の訪問介護事業所などに委託する形も認める方向で検討していく。
 
これまでの議論のプロセスでは、「施設のケアマネや職員の負担がさらに重くなる」「自宅の受け入れ環境の調整や安全性の確保、緊急時の対応など不安が多く、現実的にはなかなか難しいケースも多い」といった指摘が出ている。

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